老犬介護 大切なのは心のケア

今から14年前、

私は年老いて立てなくなったGレトリーバー(パセリ:女の子)を介護していました。

何しろ体重30kgの大型犬です。

介護はとても大変でした。

床ずれが出来ないよう、定期的に身体の向きを変えてあげるだけでも重労働。

溜息の出ない日はなく、先の見えない日々に気分は浮いては沈む、の繰り返しでした。

パセリが14歳で亡くなった時、私は悲しみよりも安堵感・充実感を感じていました。

14歳と言えばゴールデンレトリーバーとしては十分生きてくれた方だし、

介護に関してもやれることは全てやり尽したと、本当にそう思っていました。

ところが、パセリがお星様になってしばらく経った頃、

何故か急に「もっと他にやってあげられることはなかったのか?」

という疑問が自分の中に湧いてきて。。。

その疑問(というより後悔)は年を追うごとに大きくなってきたのです。

もちろん、当時と比べて介護のための情報もグッズも格段に進歩してしてきているので、

あの時こういう知識があったらとか、こういうグッズがあったら、とか、

そんなないものねだりは今言っても仕方がありません。

そういう表面的なことではなく

もっと深い部分で何かが欠けていたような気がずっとしていたのです。

あれから14年が経ち、ようやくその答えが見つかりました。

それは・・・・・

介護をすることに「何の希望も持っていなかった自分の気持ち」にあったのです。

確かに私は介護を一生懸命やりました。ごはんもお薬も下の世話も。

お天気の良い日はカートに乗せて近所を散策し、2週間に1回はお風呂に入れ、

床ずれもほとんどないきれいな身体で逝かせてあげることが出来ました。

でも、そこに希望はあったのか?

今にして思えば明るい気持ちで希望を持って介護をしていたわけではありませんでした。

パセリは私が毎日ブルーな気持ちでいるのをみて何を感じていたのでしょう。

そう思うと可哀想で今でも涙が出てきます。

介護をする上で最新の知識や優れたグッズは必要ですが

最も大事なのは「心のケア」

私が明るい気持ちで希望を持って介護すること

介護を楽しむこと

それがあって初めてパセリは生きる意味を感じてくれたんじゃないか、と。

もしかしたら、

パセリは沈む私を見てかえってつらい毎日を過ごしていたんじゃないか、と。

そう思えてなりません。

本当に後悔しています。

ですから、

これから老犬を介護しようとしている方たちに伝えたいことがあります。

介護はけっして楽なものではありませんが

今の時代は工夫ひとつで介護を楽しくする方法がたくさんあります。

あとは気持ちの持ちようです。

介護をするということは

健康で長生きしてくれた愛犬への感謝の気持ちをもって

残された濃密な時間を楽しむこと。

これに尽きると思います。

そうすることで最期のお別れの時を心安らかに迎えることが出来るのです。

このサイトでは

私が経験してきたこと、その後の勉強で知ったこと、同じ経験をしてきた方から得た知見、

それらをまとめて、いかに介護を楽しむか、

そういったノウハウを紹介していきたいと思っています。

現在、老犬の介護で悩んでいる方やこれから介護を考えている方の参考になれば、

と願っております。

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